こんにちは、かなめです。
6月20・21日に北海道で開催された女子の強化試合のレポートをしていこうと思います。
ロスター
野口選手は20日はコンディション不良のため欠場していますが、21日は出場しています。
プレータイムに差はありますが、ロスター全員出場しています。
試合前インタビューで恩塚監督は、「走り勝つシューター軍団」この強みがどれだけ出せるか、相手はその強みを消そうとしてくると思うので、そこを消されずにむしろ消しにきたところで、自分たちの強みをもっと濃くするために、覆い被さるように自分たちの強みを出していきたいと話されてました。
キャプテンの林選手は前回の中国戦よりコンディションも上がってきている。恩塚監督のバスケも
以前と比べて、行き詰まらないように皆んなが共通理解を持って動き続けられるようになってきている。アジャストされた時にどう対応していくかが課題になってくると言って言いました。
オリンピック前の最終調整とも言えるオーストラリアとの試合はやってきたことを試す場でもありながら、メンバー選考も兼ねているのでアピールの場でもあります。
リアルタイムで試合を観ながら、この大会でどれだけアピールできるかオリンピックの選考がかかっているかと思うと、応援しながら活躍が嬉しい反面、かなりドキドキしました。(私全く関係ない)
オフェンス
チーム全体で3Pが20本(20/52)で確率が38.5%、20本入ったのもすごいと思いますが、
私は52本も打ったことがすごいと思いました。トランジョンを早くしないとなかなか打てないです。
日本の女子はやっぱり3Pが本当によく入るなと改めて思いました。
オフェンスで崩せてオープン作れてる場面はいくつもありましたが、観ていた感じでは半分は崩せてないけど、間合いが空いたから打つ、それが入るといった感じです。
私たちの強みは3P、選手全員が自信を持って打っていて観ていてとても気持ちよかったです!
トランジション・・攻守の切り替え
スタートの選手だけでなく交代で出てきた選手も空いたら打つ!と迷いなく打っていて、
恩塚監督のコンセプトでもある「走り勝つシューター軍団」を体現できていたのではないでしょうか。
オフェンスで気になったのが3Q入り出しで3Pが打ててはいるが何本か連続で落ちた時に、
2点を取るためのバリエーションが欲しいなと思いました。
中で点を取るためのセットプレーがあるとポイントガードはオフェンスを作りやすくなるのでないかと。
シュートが入らない時間帯は必ずあるし、そういった時にインサイドやドライブで中にアタックしたりなどの動きがほしいなと感じたのと、シュートが落ち始めた時にどれだけディフェンスで我慢ができるかはかなり大事だと思います。
ディフェンス
ディフェンスはバックコートからしっかりとボールマンプレッシャーをかけていて相手のミスを誘っていたことと、40分間継続してのしつこいディフェンスがすごくよかった!!
相手のターンオーバーも24本と多く、ディフェンスでプレッシャーがかけられていたことがわかります。
ただピックアンドロールからのローテーションが上手くいってないなという場面は多かったように思います。日本は相手のピックアンドロールに対しては、センターがハードショーで守りダブルチームにいく、スクリーナーがゴールに向かってダイブした時には他の選手がローテーションして守るといった形をとっています。
メリットとしてはボールマンにプレッシャーをかけることができるので、相手に簡単にシュートをさせず、ミスを誘発させることができます。
デメリットとしては、ピックアンドロールの後にダイブしてくるのは基本センターになるので、ローテーションした後にミスマッチが発生することも多くなってきます。ただここはなるべくミスマッチを作らないように4番ポジションの選手がつくように守っていたように思います。多かったのはインサイドにボールが入りそこからアウトサイドにパスを飛ばされてローテーションが追いついてないという場面が多かったです。オーストラリアに高確率で3Pを決められていました。
ディフェンス部分での課題は2試合を通してオフェンスよりも多かったのではないでしょうか。
印象としては選手間の連携部分での失点も多かったので、改善できれば全体的に失点ももう少し抑えられると思います。
まとめ
まずは2試合勝ち切ったことが本当におめでとうございます!!!
選考も兼ねた試合の中で、チームとしてやらなければならないことを遂行しながら自分の持ち味を出してアピールするって相当なプレッシャーだと思います。
前回オリンピックでメダルを獲っているからこそ、一人一人求められることも高くなってくるとは思うのですが、今回の強化試合を観て頑張ってほしい!と思いました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!