恩塚体制と日本代表を考える

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こんにちは。かなめです。

7月からいよいよパリオリンピックが始まりますね。
オリンピックメンバーも16名まで絞られ、6月20・21日に北海道で行われる
オーストラリアとの強化試合と7月4・6日に東京で開催されるニュージーランドとの
強化試合でメンバーの最終決定が決まるのではないかと
思っています。

前回の東京オリンピックの指揮官トム・ホーバス監督から代わって、パリオリンピックでは
前回アシスタントコーチだった、恩塚さんが監督として指揮をとります。
監督が変われば、バスケットも変わり使われる選手も変わっていきます。

恩塚体制のバスケットと選考されている選手からどういったバスケットを展開していくのか、
最後に残る12人を考えていこうと思います。


恩塚バスケット コンセプト

恩塚監督は『走り勝つシューター軍団』をコンセプトに掲げています。
外角シュートと速さで能力を持った集団として戦うことを徹底しています。

合宿メンバーに呼ばれた基準として、シュート力・走力・速さのどれかに長けている
選手を集めたとのことです。その他に、ボールプッシュできること、40分間のしつこいディフェンスができることも挙げられています。

ボールプッシュとは、、、トランジション(攻守の切り替え)でボールキャッチしたら、素早くドリブルでボールをフロントコートに進めること。

ボールプッシュができれば、マークマンにズレができやすくなり日本の武器である3Pシュートの打つ本数も増やしていくことができます。


40分間のしつこいディフェンスではボールマンへの前線からのプレッシャーはもちろんですが、その他に相手によって守り方を細かく変え、シチュエーションごとに守り方を変える。また試合中でも変わる状況の中での対応も求められると思うので、かなり頭を使うのではないかと思います。

『走り勝つシューター軍団』分かりやすいコンセプトですが、その中にはかなり多くのことが選手に求められることがわかります。

強み

強みはやっぱり機動力と3Pです。

機動力を上げるために恩塚体制ではダブル司令塔にしていることが多いです。ダブル司令塔というのは、ポイントガードができる選手をコート上に2人出すことです。
ダブル司令塔にすることで機動力のUPと、ボールプッシュできる人が増えるので、1人のポイントガードの負担を減らすことができます。また日本は走れる選手がとても多いです。高さのミスマッチはどうしてもできてしまいますが、機動力を上げることによってマークマンのズレを作り、スピードでのミスマッチを多く作ることができます。


日本といえば高確率の3Pですよね。ガードからセンターまで全ての選手が3Pを打て高確率で決めています。ただ日本の3Pの確率が高いのは他の国もわかっている事なので、簡単に打たせないように守ってきます。その中でどうやってズレを作り、3Pを狙っていくかが大事になってきます。

弱み

強化試合を観る限り、スタートのメンバー含めて5人のラインナップがスモールラインナップになることが多いです。トランジョンを早くする目的があって機動力は格段に上がりますが、ディフエンス面でのミスマッチがどうしても多くなります。


強化試合ではミスマッチを突かれている面が多く見られ、いかにミスマッチを減らすかという対策はしていると思うのですが、まだディフェンスのローテーションがうまくいっていない面が多かったです。
ディフェンスでの細かいルールや相手によって守り方を変えるというのは上手くいけばハマりますが、ルールを選手全員が共通理解を持っていないと一気に崩れてしまいます。1人が違うことをしてしまうと、それだけでローテーションはうまくいかなくなってしまいます。
細かいルールを選手1人1人に落とし込むというのは時間がかかりますし、オリンピックまでにどこまで選手が理解できるかがポイントになってくるかと思います。


代表メンバー12人を予想



ここからさらに4人が選考外になります。選考がかかっているので危機感を持っての強化試合になりその中でもチームとしてのやるべきことをやりながら、自分の持ち味をアピールする。
選手たちのプレッシャーって本当に計り知れないですよね、、。

私の予想では、野口選手、本橋選手、内尾選手、東藤選手が落選になるのではないかと思います。
残っているメンバーはどの選手も力があり、誰が選ばれてもおかしくないメンバーばかりです。
恩塚監督の選考基準としてシュート力が挙げられています。最後はディフェンシブな選手というよりは
シュート力が高い選手が残るのではないかと思います。

あくまで私の勝手な予想なので分かりませんが、次のオーストリア代表とニュージーランド代表との試合が最後のアピールの場になると思います。

どの選手も後悔のないように全力を尽くしてほしいし、日本代表女子を全力で応援したいと思います!!

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